テチアナさんたち家族5人は、南部町を出発する前の会見で感謝の気持ちを述べました。
【テチアナさんの父ビトルドさん】
「私の家族に、安全な避難所を提供してくれた日本政府と日本人に感謝したいです。南部町の町長と南部町の住民の皆様のご支援、誠にありがとうございます」
テチアナさんたちは、ロシア軍の侵攻に伴い首都キーウを離れ、2022年10月から南部町に身を寄せていました。滞在期間のおよそ8カ月間は、町で農業の手伝いなどをして働いたり、中学校で勉強やスポーツに励んだりと、充実した生活を送ることができたといいます。
帰国を決めた理由については・・・。
【テチアナさん】
「日本の生活はとても素晴らしいけど、またウクライナで親戚もいます。(母国で)お家のこととか全部のことを決める方が良いから、今すぐ帰る決断をしました」
そして、テチアナさんたちは、役場職員たちが見送る中、公用車に乗り込み、町を出発していきました。テチアナさんたちは、6月1日中に日本を離れる予定にしています。