そして電気料金も6月1日から値上げ。東北電力のエリアでは一般的な家庭の月当たりの料金は2110円値上がりし1万142円になります。各家庭ではどのような対策をしているのでしょうか?
【女性】
「きついですね」
「今まで3種類くらい作っていたのを2種類くらいにするとか」
【男性】
(Q.節電対策は?)「あまり家にいないことだね」
(Q.6月に入って暑くなってくる?)「(エアコンを)使わないのでなるべく外」
【女性】
「節電は、夜はちゃんと早く寝ようかな思っています」
「今新卒なので、給料低いので困っています」
【女性】
「ご飯が余ったのは、なるべく冷凍にして置いています。常に炊飯ジャーにスイッチ入れておかない」
身近に出来る節電対策を求めて、青森市の家電量販店をのぞいてみると、LEDライトがずらりと並びます。蛍光灯とLEDライトを1年間使った時の電気代を比べると、その差は平均でおよそ2千円に。ちりも積もれば山となる。あすにでも実践できる対策です。
一方で暑くなるこれからの時期。熱中症への対策も必要になりますが・・・
【女性】
「エアコンとかあまり使わないようにしていますよ。考えていますよ」
街では節約のために、エアコンを使わないという意見もありましたが、最近は省エネのモデルが続々と出てきています。お薦めの商品を聞いてみると・・・
【ヤマダデンキ青森本店 舘山周作さん】
「寒冷地用といいまして、北国では必須のグレードになるんですが、こちらに関しては小さい畳数よりも大きい畳数になればなるほど省エネ性能が高くなってくるので」
しかし肝心のお値段も気になるところ…
例えば青森市では、省エネ家電を購入する人限定の補助金制度があります。対象は、省エネ基準達成率を満たしているエアコンと給湯器で、最大で3万円の補助を受けることができます。省エネ家電を購入して節電対策。検討してみてはいかがでしょうか。
電気代は、住宅会社の営業スタイルにも影響を与えているようです。
【大進建設青森店 木村弘之店長】
「5組のお客様とお話する機会がありましたら、今でしたら3組、4組のお客様が電気代などのお話が出てくるようになりました」
家を建てた先、生活の中でかかるランニングコストをどう抑えるかが、住宅会社にとっても重要になってきているとのこと。
【大進建設 木村弘之店長】
「全館空調というエアコンを何年か前から使用していまして」
「お家すべて同じ温度、一定に保つと、それにより電気代を非常に安く、省エネの住宅という形になっていました」
天井に設置したエアコン。そこから送り出される風は、床下や天井裏の空間を通り、各部屋の吹き出し口へ。家全体で一定の温度を維持することで、電気代を安く抑えられるということです。
室温を維持するために、窓も3重サッシが主流に。壁の内側にも工夫が。隙間ができやすい貼り付けるタイプの断熱材ではなく、吹き付けると膨らむ断熱材を使用し、室温が維持しやすい構造に。
電気代を意識した営業スタイルが、住宅業界の常識となってきています。