県内では、五所川原市の山に山菜採りに出掛けたとみられる、高齢の夫婦の行方が分からなくなっているほか、山菜採りで山に入った外ケ浜町の82歳の女性、そして深浦町の79歳の女性の4人の行方が6月2日現在、分からなくなっています。
山岳遭難のうち最も多いのが山菜採によるもので、2023年は、6月1日までに20件、22人となっています。
2022年と比較すると、件数で8件、人数は9人増えています。
この山菜採り、何が危険かといいますと「ちょっと山に入ってくるから」と携帯電話を持っていない人や、軽装で十分な装備をしていない人が多いということです。
また、行方不明の人の特徴として服装があげられます。紺色や灰色、ベージュといった目立たない色の軽装でした。画面上のどこかに人がいますが、どこにいるか分かりますか。
拡大すると、黒い服を来た人がようやく見えました。
一方、こちらの画面を見てみると…。
あ、画面真ん中に、緑の中に一点、赤ですか…?
そう赤です、緑の季節には赤が目立ちますね。救助の際にはこうした色も手がかりになるということです。
最後に、山に入る際の基本のおさらいです。
山に入る前は、家族などに行き先と帰宅時間を伝えて、できるだけ2人以上で出掛けましょう。そして、携帯電話や食料や飲料など必要な装備を準備し、持ち歩きましょう。入山したら、奥に入り過ぎないようにして早めの下山を心掛けましょう。