「県民との対話の中から政策のヒントを得たい」と話していた宮下知事。その最初の対話集会が開かれたのは、つがる市柏のリンゴ園でした。
集会には、つがるにしきた農協の組合員など12人が参加し、リンゴ箱に座りながら膝を突き合わせるスタイルで知事との意見交換に臨みました。生産者からは、高齢化や労働力不足を懸念する意見に加え、農家の経営を安定させる取り組みを求める声が相次ぎました。
【リンゴ生産者】
「もっと、こうなんか経営基盤の安定化というのをもうちょっと県としても推奨してもらいたいというところは切に願っております」
生産者の切実な声に宮下知事は―。
【宮下知事】
「どうなるか分からないということじゃなくて、リンゴに携わっていったらどんどん良くなっていくという産業にシフトするような、あらゆる方策を考えていきたいと思っていますので、いろいろまたアドバイスいただければと思います」
集会を終えた宮下知事は、「心に響く意見がたくさんあった」と振り返りました。
【宮下知事】
「これからも、この対話集会を県民の皆様と一緒に、場所や時間帯やそしてやり方も含めて県民の皆様と一緒につくっていきたいと考えています」
【参加した人】
「知事って結構遠い存在な感じだったんですけど、こういう機会があって、すごく親身になって親しみやすくてなんかうれしかったです」
宮下知事は今後、集会を開く頻度を高めていきたいとしていて、9月には対話集会の名称や募集方法などについて発表する方針です。