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「ナマコ漁」解禁 中国の禁輸措置の影響で1カ月間自粛 

2023.11.01(水) 18:45

中国の日本産水産物の禁輸措置を受けて、1カ月間の自粛が続いていたナマコ漁についてです。最盛期を前に、11月1日、漁が解禁されました。

横浜町漁協の荷さばき所には、刺し網で取れた大ぶりのナマコが運び込まれました。刺し網で取れたナマコは、体長平均25センチの大型で、加工用で販売されます。

水揚げした漁師は―。

【漁師】
「良かったですね。きょう(漁が)できて」
「ぼちぼちですね。割と大きいので、サイズも大きいので、あとは値段だと思います」
「加工業者が見つかれば、大丈夫だと思う」

初日の11月1日は、10キロ入るたる、32本分が水揚げされ、早速むつ市内の業者が仕入れていきました。

ナマコ漁を巡っては、東京電力福島第一原発の処理水放出に伴って、買い手がつかないなどの理由から、自粛が続いていました。

青森県漁連は、県内業者の需要が見込めるとの理由から、11月1日、ナマコ漁を解禁することに。

【青森県漁連 二木春美会長】
「(各漁協で)ナマコを取りたい、生活が厳しいという状況の中で、操業させたわけであります」

一方、平内町漁協清水川支所の船橋博孝常任理事は、水揚げを前に不安を抱えていました。

【平内町漁協 清水川支所 船橋博孝常任理事】
「業者としてはどのぐらい、だいたいで良いから、どのぐらいの価格で入札入れるかって聞いても、高ければ買えない、安ければ買うって、そういう答えしか返ってこない」

解禁日の漁に臨んだ漁師は―。

【漁師】
「待ちに待ってたけど、さっぱりだ」

その後、昼ごろにかけて底見漁で水揚げされたナマコが続々と運び込まれてくる中、仕入れに訪れた業者は―。

【仕入れ業者】
「来年、また高くなるんだ。今、安く買えばもうけるもん」
(Q.誰が買うのか)「まず、加工屋だよ、全部」

運び込まれたナマコは、10人ほどが仕入れていきました。

平内町漁業協同組合清水川支所によりますと、11月1日に水揚げされたナマコは300キロで、平年並みの水揚量だということです。

また、値段については、2022年と比較して、加工用に需要がある大きいナマコは若干安く、生食で需要がある小さいナマコは、4割程安いということです。

船橋常任理事は、今後の補償について―。

【平内町漁協清水川支所 船橋博孝常任理事】
「単価が安ければ、その下がった分は、差額分は払いますとか、そういうはっきりした答えがあれば良いんだけども、補償はしますと言うけども、どういう補償をするのか聞いても答えてくれない」

漁を見送った10月分の賠償については、過去5年間の10月分のナマコの価格を漁協ごとに取りまとめ、県漁連が東京電力へ請求することにしています。

【青森県漁連 二木春美会長】
「いくらでも高値で買ってほしい、それが漁業者の思いでありますが、極端に下がった場合は価格は、東京電力の方に請求してやりたいと思っています」

また、中国の禁輸措置や高温障害など影響を受ける県内の水産業の現状について、二木会長は―。

【青森県漁連 二木春美会長】
「これから、加工業者も在庫を抱えているという中で、県でもどこでも販路拡大、消費拡大をやっておりますので、県と共にいろんな情報を求めながら、県と一緒になってこれから進めていきたいということです」

宮下知事は、1日の定例会見で、漁業者に対し必要な支援を行っていきたいと述べました。

【宮下知事】
「ホタテも含めて、漁業者に対する適正な補償が必要だと考えておりますし、大切な生業ですので、これから持続可能な形で、漁師さんたちが漁を営めるような環境を作っていくということも必要で、そのための支援をしていかなければいけないと、改めてこのように感じています」
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