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「むつ☆かつ」の実態と「地域クラブ」移行への課題

2023.11.07(火) 18:45

教師による部活の指導が、長時間労働につながっているという実態もある中、青森県むつ市では2023年度から、部活動を地域クラブに移行する取り組みを行っています。活動の様子と地域移行への課題を取材しました。

ホームページの作成に、刺繍をしている生徒も。

むつ市が、2023年度から市内の中学生を対象に始めた地域クラブ「むつ☆かつ」です。

サッカー部など3つの運動部と10の文化部を、学校の「部活動」から、地域で支える「クラブ」に移行しました。2025年度末までに、全ての部活動を地域移行する予定です。

動画編集やプログラミングが学べるITクラブに通う生徒は…。

【ITクラブの中学生】
「将来もこういう仕事につけたら良いかなと思っています。プログラミングとか」
(Q.学校との違いは)「ここの先生は、学校の先生よりも専門的だと思うので、聞けるところあると思います」

クラブの参加費は、月額1000円。指導するのは主に地域の人たちで、現在はおよそ90人が登録。指導者には、1時間1600円が支給されます。子どもたちは専門的な指導を受けることができます。

【家庭クラブ ハンドメイド作家 山口敬子さん】
「大人だったら、これやりなさい、でいいんですけれど、子どもたちは初めてのことばかりだから、進めるのがすごく難しいことです」

【家庭クラブの中学生】
「初めて知ることが多くて、分からないこともあるんですけれど、楽しいので結構続けてやれてます」

【むつ市教育委員会地域クラブ企画推進課 畑山勝課長】
(Q.これまでの部活動との違いは)「同じ指導者だけがずっと教えるのではなくていろんな人が関わって、地域を育てるというところを考えています」

一方、地域移行がスムーズに進んでいないのが運動部です。

中体連により、大会参加要件が厳しい競技や、そもそもクラブの大会出場が認められていない競技があり、「部活動」を「地域」に簡単に移行できないという事情も…。

【むつ市教育委員会地域クラブ企画推進課 畑山勝課長】
「競技によって、中体連の大会出場の参加基準が違いますので、それをよく考えながら、2025(令和7)年度までには、全てのクラブが移行する形を考えています」

「むつ☆かつ」が始まり、勤務負担が軽減されたか?というアンケートでは、9割の中学校教師が「負担が軽減されていない」という回答結果がでました。

ある中学校の教師は、「実態としては、まだ部活動は普通に稼働していて、そこに『学習塾』のような位置付けで、地域クラブがあるような現状だ」と話します。

むつ市は、2024年度には、運動部の半分程度を地域移行できるよう、調整中だということです。
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