【消火活動をした人】
「熱かったです、もう 風は西からこう」
「きのうはすごい雨が降ったのですが、雨が降っていなければ裏山をずっと(火が)いったと思う」
警察や消防によりますと、火災があったのは外ケ浜町蟹田の無職、齊藤博さん(88)の住宅で、18日午前2時すぎ、「家が燃えている」と119番通報がありました。
火は約2時間半後に消し止められましたが、木造一部2階建ての住宅およそ130平方メートルを全焼。隣の空き家にも延焼し、外壁など約40平方メートルが焼けました。
また、焼け跡から性別不明の1人の遺体が見つかりました。齊藤さんは84歳の妻と2人暮らしで、火災の後、齊藤さんと連絡が取れなくなっています。齊藤さんの妻は逃げて無事でした。
一方、17日、大鰐町大鰐の介護士小田桐恵津子さん(67)の住宅から火が出ました。火は約8時間後に消し止められましたが、木造2階建ての住宅を全焼し、焼け跡から1人の女性の遺体が見つかりました。
小田桐さんは87歳の母親と2人暮らしで、火災の後、母親と連絡が取れなくなっています。警察は身元の確認を急ぐとともに火が出た原因を調べています。