高校野球、春の青森県大会が２６日に八戸市で行われ、３位決定戦では青森北が聖愛を破り、４２年ぶりの東北大会出場を決めました。
前年春の優勝校・聖愛との３位決定戦。青森北の先発は今大会３試合目の登板、工藤佑真。１回いきなり２塁・３塁のピンチを背負いますが５番・一戸を見逃しの三振に抑えます。
青森北は４回、３番・蝦名が９球粘りフォアボールで出塁。さらにヒットなどで２塁、３塁とすると、６番・小野が聖愛の先発・前田のスライダーを捉えレフト前へ。青森北が先制します。
緊迫した１点差の試合展開で、青森北は６回からエース神をマウンドへ。神は聖愛４番・石澤をインコースのボールで三振に仕留めると、７回、６番の田中にはアウトコース！神は内外に投げ分け聖愛打線に１人もランナーを許しません。
工藤と神の継投で前年の春の王者をヒットわずか２本に抑えた青森北。４２年ぶりの東北大会出場を決めました。
【青森北 小野晟雅選手】
「チャンスで回ってきて、ここで絶対に打ってやるぞっていう強い気持ちで打席に入りました」
【青森北 神騎士投手】
「冷静に投げろと言われていたので、冷静に最初から最後まで投げられたので、１００点だと思います」
「東北大会でも１位目指して一戦必勝で頑張っていきたいです」
決勝は青森県内屈指の好カード、八戸学院光星と青森山田のライバル校同士の対決となりました。青森山田の先発・乕谷は１回、ランナー１人を背負いますが、光星の３番・久保、４番の山上を２者連続三振でピンチを切り抜けます。
するとそのウラ。青森山田は満塁のチャンスをつくり、５番・菊池伊眞の押し出しとなるデッドボールで先制します。その後は６番・伊藤、７番・永廣の連続タイムリーなどで一挙５得点。打者一巡の猛攻で試合の主導権を握ります。
青森山田は４回にも４番・蝦名のタイムリーなどでさらに４点を追加。対する光星は６回、２アウトから得点圏にランナーを進めると１番・光田のタイムリーなどで２点を返します。
しかしその後は３番手でマウンドに上った青森山田の菊池統磨が光星打線をノーヒットに封じ反撃を許さず。９対２でセンバツ出場校青森山田が３年ぶり１３回目の春の頂点に立ちました。
【青森山田 乕谷朔ノ助投手】
「自分的にはそんなに良くはなかったんですけど、ただ０点でいけたという部分では６０点、７０点くらいかなと思っています」
「東北大会は全試合無失点でチーム全員で東北大会優勝を目指して頑張ります」
