夢はここから生放送 ハッピィ

今回は、貸し借りというテーマで、
ハッピィ劇団スタートです。

会社の先輩の増田さんのところに、

会社の後輩中井が登場しました。

デスクに財布を忘れちゃったんで、
ジュース代を貸して欲しいという後輩中井に対して
お金を貸してあげる事にしました。

しかし、よくよく考えてみると、
歓迎会や送別会など、
後輩中井はお金を借りっぱなしで、
まだ全然返していません。
まず貸してたお金返してというと、

お金の返済を要求したら
“時効”と言われました。
貸したお金は返してもらえるのでしょうか？

という問題です。

解説はもちろん、梅宮弁護士にです。

この場合は、
お金を解してもらえる可能性が高い

とのことでした。
続けて解説いただきましたよ。

時効というのは、いろいろ種類があるのですが、
今回は、権利が消滅する時効です。

誰かに何かをしてもらう権利は、
原則、１０年間で時効にかかって消えてしまいます。
今回のケースですと、
恐らく１０年も経っていないかと思いますので、
まだ時効とは言えないかと思います。

ということは、１０年経ったらもう取り返せないのですか？

そうとは限りません。
権利があることを認めさせたり一部でも返済させたら、
その時からまた１０年になります。

あとは、裁判ですね。
時効にかかりそうな権利は訴訟を起こして、
判決をもらえば、時効がさらに１０年間のびます。
ちなみに、お金の貸し借りだと原則として利息はつきません。
利息をつけるならば「利息をつける」ということを
お金を貸す時に予め相手方と合意しておく必要があります。

梅宮先生ありがとうございました。