全国から集まった22歳以下の女子バドミントン選手による団体戦「ダイヤモンドカップ2024」は24日、大会最終日を迎え、龍谷大が初優勝を飾った。
舞台となった青森県に中学から大学まで32チームが集まって開かれた大会は、最終日は決勝リーグの残り試合を行った。
優勝チームを決める最上位グループでは、インカレ女王の龍谷大学が筑波大学を破り、3戦全勝で優勝した。2位は2年連続で明治大学が入り、3位は筑波大学、高校勢で唯一ベスト4に勝ち残った柳井商工は4位だった。
2023年に初めて開催されたダイヤモンドカップは、中学、高校、大学の区別なく対戦する国内で唯一の団体戦で、前回は埼玉栄高校が初代女王に輝いたが、今回は大学勢が3位までを独占し、面目を保った。
この対戦方式について、優勝した龍谷大の古財和輝監督は「刺激があって良い機会になっている」と大会の意義を評価。大学は10月のインカレが終わり、新チームが動き始める時期だが、カテゴリーが下のチームとの対戦は「負ければ何を言われるかわからないですから」としながらも、「練習試合では経験できない」緊張感を持てることや、いろいろ試したいことができるチャンスだったり、選手たちが目的を持って大会に臨んでいたようだ。
企画、運営した大会委員長の青森山田高・藤田真人監督は2回目の開催を終えて、「初回大会に比べて試合全体のレベルが上がった」と成果を話した。高校の監督という立場からは「大学生と試合ができて本当にありがたい」と学生の参加に感謝していた。
大会に出場した「未来の原石」たちは、それぞれの課題を自チームに持ち帰り、来春以降の各種大会で輝きを増すために、ひと冬掛けて鍛錬に励む。
24日の試合をはじめ、大会の様子は青森朝日放送の公式YouTubeチャンネルでアーカイブ配信されている。