住友生命杯AOFA第78回青森県サッカー選手権大会 兼 天皇杯JFA第105回全日本サッカー選手権大会青森県代表決定戦の準決勝が27日、弘前市運動公園球技場で行われ、JFLのラインメール青森が八戸学院大学に勝利して、決勝に進出しました。
前週のJFL戦からスターティングメンバーを10人入れ替えたラインメールでしたが、前半10分にFW岡健太が押し込んで先制。開始早々にリードを奪います。
しかしその後は社会人チームを次々と撃破してきた八戸学院大学が素早い出足で相手の攻撃を凌ぐと、前半終了間際、ゴール前でパスをつないでMF栗沢陸がゴール。少ないチャンスを生かし同点で折り返します。
後半も格上のラインメールが攻め続けましたが、度重なる決定機を決められず、同点のまま試合は終盤を迎えます。
延長戦も見えてきた後半43分、ラインメールは右サイドを駆け上がりクロスを上げると、途中出場のFW髙木輝之が頭から飛び込んでネットを揺らします。ベンチや応援席の重い空気を払しょくする勝ち越しゴール。これが決勝点となり、ラインメールが苦しみながらも2対1で八戸学院大学に勝利しました。
ラインメール青森は5月11日(日)の決勝戦に進出。相手はJ3のヴァンラーレ八戸です。公式戦での両チームの対戦は2022年の青森県選手権(天皇杯代表決定戦)以来3年ぶりです。ヴァンラーレがカテゴリー上位の貫禄を見せるか、ラインメールが下剋上で5年ぶりの天皇杯出場を決めるか。
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