会議には、委員など15人が出席しました。最終報告では蕪島に生えているアブラナの本数が増えるとウミネコの巣が増加し、草丈が高いと減少する傾向にあるとしました。また、繁殖期間中の定期的な草刈りによって巣の数やヒナの生存率などに影響はみられなかったということです。
これによりウミネコの巣を作る前にアブラナの草丈を低くすることで、繁殖への好影響が見込まれるとしました。
【天然記念物蕪島ウミネコ繁殖地緊急調査検討会議 幸丸政明会長】
「天然記念物の蕪島という所をどういうものかということをまずやったうえで、ウミネコの保全目標をどうするか。(今後の計画を)非常に良いものにしないと責任が問われると思っています」
メモ調査検討会議は2024年度以降に会議の名前を変え、2025年度末までを目標に、蕪島の保存活用計画を取りまとめる予定です。