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書店がなくても「本に触れる機会」を 外ケ浜町のスーパーのライブラリーに図書寄贈

2024.02.16(金) 18:45

この10年で、全国の書店の数は右肩下がり。実に5000店弱減っています。そんな中、本に触れる機会を増やそうという取り組みが進んでいます。

【本の贈呈】
「はいどうぞ」
「ありがと」
「ありがとうございます」

青森県外ケ浜町にあるマツオスーパーに16日、100冊の本が贈られました。実はこちら、本などの買い取り・販売を行うBOOKOFFの「サステナブックプロジェクト」というもの。

2023年11月の1カ月間に、BOOKOFFが買い取った商品の点数に応じて、図書施設などに本を寄贈するという取り組みで、青森県を含む全国5県で、今回初めて行われました。

テーマは、「子どもの読書機会創出」と「読書機会の地域格差をなくす」。寄贈先に、県内では、弘前大学教育学部附属小学校とマツオスーパーが選ばれました。

【ブックオフコーポレーション 斎藤千華さん】
「プロジェクトの目的である『読書機会の創出』というところは、以前から外ケ浜の地域でずっと活動されているというところに賛同いたしまして、今回寄贈となりました」

2023年1月のリニューアルオープンを機に、リンゴ箱を活用したコミュニティーライブラリーを設けたマツオスーパー。

【マツオスーパー 石岡明沙実社長】
「図書館というものが(町内に)ないので、本に触れる機会が増えたことで、いつもただ待っていたお客さんが、本を読みながらバスを待ってくれたりとか」

外ケ浜町では、公民館の中におよそ3000冊を収める図書スペースがありますが、書店はありません。

一方、マツオスーパーのライブラリーには、この1年間で2000冊を超える本が利用者から寄付で寄せられました。

【マツオスーパー 石岡明沙実社長】
「子どもたちが喜んで本に触れる機会をつくる場所になったんだな、というのが良かったと思いました」

少子化でも、高齢化でも、本を身近な存在に…。

【子ども】
「あのね、これがね、楽しくて何回も見てる」
(Q.本を読むって何が楽しいかな)「字が上手になれるから」

【子ども】
「いっぱい来る」
(Q.いっぱい来て何しますか)「ネコの絵本見る」

【ブックオフコーポレーション 斎藤千華さん】
「YouTubeみたいに身近なものにしていきたいと思っているので、チャレンジするということで(本を)読んでいただきたいと思っています」
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