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宮下知事が2024年度予算案を発表 一般会計7022億円 4年連続で7千億円超

2024.02.20(火) 18:45

青森県の宮下知事は20日、就任後初めて編成した県の2024年度一般会計当初予算案を発表しました。予算額は7022億円となり、4年連続で7000億円を超えました。

【宮下知事】
「最重要課題であるこども・子育て『青森モデル』の実現に向けた支援策の充実、本県の将来を見据えた教育改革の推進、各分野におけるDXの加速、直面する物流の2024年問題や物価高騰への対応などに重点的に取り組んでまいります」

2024年度一般会計当初予算案の総額は、7022億円。新型コロナの関連経費が減ったため、2023年度の当初予算に比べ362億円減少したものの、積極的に事業を構築した結果、予算規模は7000億円を上回りました。

予算編成に当たっては、県の貯金に当たる基金を取り崩さない収支均衡を堅持。基金の取崩額を8年連続でゼロとしました。

また、財政の健全化に向けては、借金に当たる県債残高についても着実に縮減し、2024年度末で8385億円となる見込みです。

事業の主なものでは、物流の2024年問題や物価高への対応として、特別保証融資制度による金融支援など33事業に65億9千万円を盛り込みました。

また、教育改革の分野では、教員の負担軽減に向け、すべての小中学校にサポートスタッフを配置するなど、38事業に30億9千万円、学校給食費など子育て費用無償化への取り組みにはおよそ20億円を充てます。

【宮下知事】
「前例にとらわれることなく、そして新しい未来をつくるための新しい事業ということで、そこに自分自身のオリジナリティを付加して、案としては良い予算に仕上がったと」
「これから、まずは議会に丁寧に説明して成立させたうえで、来年度しっかり頑張っていきたいと思います」

2024年度の当初予算案は、22日に開会する青森県議会定例会に提案されます。
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