藤原アナウンサー)
今回の予算編成にあたって、意を用いた点を教えていただけますか。
宮下知事)
今回は、やはり前例にとらわれずに、新しい未来を作るための予算ということでしたので、275の事業をまず一旦廃止をして、60億円の財源を確保したうえで、250の新しい事業を構築するという、今までにない画期的な事業構築ができたというふうに感じています。
澤田アナウンサー)
会見の中でもありましたけれども、こども・子育て「青森モデル」を10月までに策定したいということですが、こちらはどのようなものになるのでしょうか。
宮下知事)
これからぜひ楽しみにしていただきたいと思います。総合予算ですので、それだけじゃなくて、お年寄りから中小企業も、ありとあらゆる120万県民の皆様のための総合予算になっていますので、そこはご理解いただきたいというふうに思います。
藤原アナウンサー)
こども・子育てだけではなくて、2024年問題もあったりですとか、短命県へどう立ち向かっていくとか、いろんなところもありますからね。
宮下知事)
すごく深く、青森県の根幹的な課題を追及していくような、解決していくような予算になっています。
藤原アナウンサー)
予算発表を受けまして、街の声を聞いてきましたのでご覧ください。
【女性】
(Q.子育て支援)「良いと思いますよね。子育てには、ぜひ(予算を)かけてほしいですね」
(Q.改善してほしいこと)「介護の仕方。もうちょっと介護する人が心配ないようにしてほしいですね」
【女性】
「お年寄りよりも、これからの人に(予算を)かけたほうが良いっていうのは、ちょっと聞いたりはしますけど。私自身あまり深く考えたことはないですね」
【女性】
「これから子どもを育てやすいな、と思います。良い予算だと思います」
「老人のほうにちょっと(予算を)取ってほしいなと思います。生活しやすいような感じで」
澤田アナウンサー)
様々な意見がありましたが、介護にも力を入れてほしいという意見がありました。
宮下知事)
もちろんです。お年寄りのための様々な政策も、居場所づくり、あるいはその居場所に行く時の支援ですとか、あるいは医療・介護、こういったところも予算化していますし、特に介護の部分は、介護施設の経営力向上のためのコンサルティングですとか、あるいは、介護現場が最新の資機材で事業が展開できるような、そういう事業も展開していこうと思いますし、高齢者、介護の施設、そして従事者にも配慮した予算になっています。
藤原アナウンサー)
宮下知事も、こども・子育てであったり、その教育改革というところの思いも強いのは確かですよね。
宮下知事)
そうですよ。今の子どもたちが、これからの青森を牽引していくし、子どもたちが若い世代になった時に、今を生きる私たちが、高齢世代になって支えてもらうし、さらに新しい青森を作るのも子どもたちですから、こども・子育ての予算と教育の予算というのはやっぱり重点化していかないと、というふうに思っています。