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いつもと違う朝の時間帯に重機で土運搬の目撃も 青森・七戸町の男性死体遺棄 過去の勤務先の役員らを逮捕

2024.04.08(月) 18:45

青森県七戸町の私有地に、男性の遺体を遺棄したとして、町内に住む男2人が逮捕されました。警察は、殺害された可能性が高いとして、七戸警察署に捜査本部を設置、捜査を進めています。

【青森県警察本部 小田桐勝行刑事部長】
「谷名さんは、殺害された可能性が高いことから、本日午前10時をもちまして、七戸警察署に、私、刑事部長を捜査本部長、七戸警察署長、捜査第一課長を捜査副本部長とする『七戸町における男性殺人・死体遺棄事件捜査本部』を設置いたしました」

死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、七戸町森ノ上の会社役員、十枝内伸一郎容疑者(47)と、七戸町森ケ沢の会社員、竹内洋容疑者(45)の2人です。

捜査本部によりますと、2人は2月上旬、七戸町上平の当時トラック運転手だった、谷名幸児さん(54)の遺体を、七戸町内の私有地に遺棄した疑いが持たれています。

事件は、1月に谷名さんの行方が分からなくなったことから始まります。その後の捜査で、谷名さんに暴行を加え、車で無理やり連れ去ったとして、十枝内容疑者ら4人を逮捕。谷名さんは過去に、十枝内容疑者が役員を務める会社に勤めていたということです。

4人は容疑をおおむね認めています。

谷名さんの遺体が見つかった七戸町の私有地。4月1日、およそ6メートル下の地中からプラスチック製の容器に入れられた谷名さんの遺体が見つかりました。

死体遺棄容疑で逮捕された2人は、容疑を認めているということです。

警察は、遺体が地中深くに遺棄されていることなどから、殺害された可能性が高いとして、七戸警察署に捜査本部を設置。60人態勢で捜査を進めています。

遺体が見つかった現場周辺から中継です。

遺体が見つかった現場周辺の複数の住民の話では、警察関係者が現場付近で作業したのが4月1日で、朝8時ごろから夕方4時ごろにかけて少しずつ土を掘り起こしていたということです。

この場所は普段から業者が土などを捨てに来る場所だったそうで、時期はわかりませんが、普段作業が行われない朝の時間帯に音が聞こえ、重機で土を運ぶ様子を目撃した話もあります。

この周辺では、1月ごろから行方不明になった人がいるらしいといううわさが聞こえていました。近隣住民は実際にここに遺体が埋められていたのなら非常にショックだと話していました。
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