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大けが乗り越え「刺しゅう」の道へ 関夢郁さんが三沢市で初の個展

2024.01.26(金) 18:45

大けががきっかけで「刺しゅう」を始めた女性が、初めての個展を開きます。

三沢市のスカイプラザミサワでは、27日から、青森県六戸町の刺しゅう作家、関夢郁さんの個展が始まります。

会場では、キャンバスやジャケットなどおよそ20点が展示販売されます。

タイトルは「ブレインフラワー」。脳から花が咲くデザインは大けががきっかけでつくられました。

元々は、ダンサーを目指していた関さん。6年ほど前、突然意識を失い倒れました。脳挫傷と診断を受け、ダンスの道を断念。

その翌年に、刺しゅうの店を開業し、けがをしても花咲く未来を信じてデザインを制作しました。

横振りといわれる希少な伝統ミシンを使い、大量生産できない、一点物の作品を縫い上げてきました。

【刺しゅう作家 関夢郁さん】
「脳挫傷になったので、脳みそからいろんな世界が広がったという感じ」
「いろんなことを学んで、いろんな大変な思いをして、というのが伝わったら良いなという気持ちが込められています」

関さんの個展は、27日と28日の2日間、スカイプラザミサワで開かれます。

入場は無料で、会場では、横振りのミシンを使った刺繍のライブも開催する予定です。
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