きのうのJスポーツで五戸町出身レスリングの太田忍選手の話題を取り上げました。
カザフスタンで開催されているレスリングの世界選手権グレコローマン63キロ級で
太田選手が金メダルに輝きました!!!
※ベースの画像は世界選手権の画像ではありません!ご注意ください!
グレコローマンスタイルは男子のみ!
違いはフリースタイルにはタックルがありますが、
グレコローマンスタイルは下半身を狙う攻撃はNG!投げ技中心なのが特徴です。
太田選手が世界一!!!!
ですが・・・
「あれ?!太田選手ってオリンピック出場を懸けた国内大会で負けていたような・・・」
「でも世界一ってことは日本代表内定?!」
などなど今回の優勝がどんなものなのかわからない人も多いはず!!
ということで昨日のJスポーツでは
太田選手が東京オリンピックに出られるのか?!を解説しました!!
まずは「階級」について。
太田選手は本来の階級である60キロ級では6月の全日本選抜で破れ世界選手権出場とはなりませんでした。
なので今回は本来の階級から一つ上げた63キロ級で世界選手権に出場していました。
一つ階級を上げて、その階級で世界一になるんですからすごいの一言に尽きます。
世界選手権では上の画像の階級が実施されましたが、オリンピックで実施される階級がこちら。
階級が少ないんです。
太田選手が優勝した63キロ級は「非オリンピック階級」ということで
今回の優勝はオリンピックの出場権には関わりません。
ただ太田選手がオリンピックに出る可能性はまだあります。
それは67キロ級で出場を目指す!という選択です。
きのうのJスポで解説した時点では可能性が2パターンあり、
「世界選手権で60キロ級の日本代表が決まらなければ
12月の全日本選手権の結果で代表が決まる!」
という可能性もあったのですが、
太田選手を破り60キロ級の世界選手権出場を決めた
文田健一郎選手(太田選手の大学の後輩!)が
きのう決勝進出を決めてオリンピック日本代表に内定!!
ということで60キロ級で太田選手がオリンピックに出場することはできなくなりました。
ネット上の情報ですが太田選手は「どんな状況でもオリンピックへの希望は捨てない」と話しているとのこと。
本格的に67キロ級でオリンピックを目指すことになれば
12月の全日本選手権・優勝
→ アジアオリンピック予選
→ 世界オリンピック予選
を経ての代表内定となるので
道はかなり険しい状況。
今後の太田選手の動向に注目です!
※ブログ本編はここまで!!
もし「あれ?!何で67キロ級は60キロ級と違ってアジアとか世界で予選があるの?」
と思った人が下までどうぞ!!
以下、おまけ
今回の世界選手権は
オリンピックの「代表権」と「代表枠」が
かかっていました。
5位以上で「日本代表枠」獲得!!
3位以上(メダル獲得)で「日本代表権」獲得!!
つまり、枠の状態ではまだ日本人の中で誰が日本代表かが決まっていない状態。
「枠」は獲得したけど、「権」は獲得していない場合は
12月の全日本選手権でその「権」を争います。
世界選手権に出場した選手が日本選手権で敗れた場合、
「世界選手権出場選手」vs「日本選手権優勝者」
のプレーオフが行われ日本代表が決まります。
太田選手は60キロ級の日本選手権で優勝し、文田選手とのプレーオフに勝てば
「日本代表権」獲得!となります。
ただ67キロ級で世界選手権に出場した高橋昭五選手が3回戦で敗れ
日本代表枠の獲得ができなかったため、
オリンピック出場権の獲得が
アジアや世界予選までつながっているのです。
以上、Jスポでは紹介できなかった東京オリンピック出場権のお話でした。。。