今週は「記憶を語り継ぐ」がテーマのニュースに関わることが多かったです。
11日は、東日本大震災から8年ということで、
9日に行われた「被災地を思う朗読会」のニュースをお伝えしました。
主催した言葉のちから・声のあかりプロジェクトチーム。
私も2年前から、アナウンサーの先輩の誘いで入りました。
今回の朗読会では、新聞記者が語る体験談の本を紹介。
報道人として、災害報道に携わったときどう動けば良いのか、どう感じるのかを知りたかったからです。
選書するにあたり、様々な本を読んで改めて知る震災の惨状がたくさんありました。
一人ひとり、あの瞬間に、たくさんの悲しみ・悔しさがあったのだなと心が痛みました。
こうして1年に1度でも震災体験を読み、考える時間は大切だと思いました。
学生時代に岩手県大船渡市などにボランティアに訪れた経験がありますが、
社会人になるとなかなか被災地へ行くことができていません。
考えるだけではなく、また被災地の復興に少しでも繋がるよう、
現地に観光へ行くなど何か行動できたらなと思います。
13日には、東日本大震災写真展の取材へ行きました。
津波や火災の被害、原発が起きた町のようすなど、
震災当時の様子が伝わる写真が展示されています。
忘れない 風化させない 語り継ぐ
いろんな思いがこみ上げてきます。
青森まちかど歴史の庵「奏海」で30日まで開かれています。
最後にもう一つ。
青函連絡船の歴史を語り継ぐイベントを取材しました。
第二次世界大戦中に全滅した青函連絡船があったことはご存知でしたか?
私は全く知りませんでした。
青森中央高校の素晴らしい演劇を通して、戦時中の歴史を学ぶことができました。
青函連絡船を語り継ぐ法人もできるとのことです。
悲しい歴史を繰り返さないためにも、
後世に伝えるということは本当に大切だと思います。
その一役を担うのが、私達メディアの使命なのだと、
身が引き締まる思いがしました。