今シーズンからプロバスケbjリーグに参入した青森ワッツ。
最初の年にでレギュラーシーズン6位。プレーオフに進出しました。
先週、ファーストラウンドで秋田に敗れ今シーズンの活動を終えましたが
青森初のプロとして魅せるスポーツという文化を
定着させてくれたシーズンになったのではないでしょうか?
そんな青森ワッツを率いるのが鶴田町出身の棟方公寿ヘッドコーチ。
優勝を目標に臨んだ今シーズン。棟方HCが掲げた3本柱がありました。
それは
・全員でしっかり守る
・速い展開で攻める。
・シュートの確率をあげる。
の3つ。
これは棟方HCがこれまで指導をしてきたチームでも言い続けてきたことです。
この中でも今シーズン最も際立ったのが「全員でしっかり守る」ではないでしょうか。
今シーズン青森ワッツはイースタンカンファレンスレギュラーシーズンの失点数が3755。
これは岩手の3727に次いで2番目に少ない数字です。
「全員での粘り強いディフェンス」という青森ワッツのスタイルを
1年目にして築き上げました。
相手に時間を使わせ攻撃回数を減らす。
しっかりとプレッシャーをかけ、相手が苦しい状況でシュートを打たせ決定率を下げさせる。
「我々は守備のチームなので、守備がうまくいかなければ自分たちのバスケットが展開できない」
という棟方HCのコメントも何度も聞いた覚えがあります。
結果27勝のうち14試合が80得点以内で勝つロースコアゲームとなりました。
そして攻撃面。「早い展開で攻める」に関してはシーズン後半になって浸透してきました。
3月に入り青森ワッツは80得点以上での勝利が増えてきました。
棟方HCの分析によると、これは早い展開で攻撃を仕掛けたことにより攻撃回数が増え、
結果得点数が増えたということでした。
早く攻めることで、相手が守備の体制を整える前にシュートたどり着けます。
マークがずれたり、遅れたりすることでプレッシャーも減ります。
開幕前から棟方HCがよく口にしていた「速いバスケ」も浸透し始めたのではないでしょうか?
しかし、「攻撃回数は増えたけど、シュートの決定率は上がってはいない」と棟方HC。
秋田とのプレーオフファーストラウンドではその差が明らかとなりました。
2戦目は86ー80の6点差の敗退。僅差ではありますが、シュート決定率に大きな差がありました。
2ポイントシュートの決定率が秋田52.1%に対し、青森は41.3%。
フリースローに関しては秋田77.8%に対し、青森は48.0%。
2ポイントのシュート試投数は秋田48本に対し、青森は46本。
フリースローの試投数は秋田27本に対し、青森は25本。
チャレンジした本数に大きな差はないだけに、確率が上がればもしかしたら・・・という状況です。
「優勝」という大きな目標を1年目で達成することはできませんでしたが、
十分可能な距離にいるのではないでしょうか?
来シーズンもみんなで青森ワッツをに声援を送り、bjリーグの頂点に登り詰める後押しをしましょう!!
GO!GO!ワッツ!