インターハイ出場をかけた青森県高校総体の男子サッカー決勝です。青森県内407連勝中の青森山田を八戸学院野辺地西が追い詰めました。
24大会連続の優勝を目指す青森山田と、初優勝を目指す野辺地西の一戦は序盤から激しい攻防となります。
前半31分。野辺地西はフォワードの成田のドリブル。縦に持ち込んでシュートも枠を捉えることができません。この成田がこの後も王者・青森山田を苦しめます。
後半14分には、ツートップを組む堀田が競り合いながら抜け出すと、ペナルティーエリア内に侵入。最後は成田のシュート。こちらも外れます。
さらに19分。成田のドリブル。相手を交わして、シュートはキーパー正面。ゴールに迫るもネットを揺らすことができません。
すると今度は青森山田の反撃。右サイドからのクロスに川口。苦しい展開を我慢しこらえた青森山田が終盤に決勝点。
青森山田が県内408連勝。24大会連続の優勝で27回目のインターハイ出場を決めています。
そして、試合後にこんなシーンがありました。
野辺地西の成田選手と話しているのは勝利した青森山田の正木監督です。正木監督にどんな話をしていたか聞いてみると・・・。
【青森山田 正木昌宣監督】
「本当に良い選手だと思って2年前から見ていました」
「敵にいたら厄介ですけど、良い選手なので青森からこういう選手が出てくるのは本当にうれしいし、『選手権では活躍するなよ』ということを今度会った時に言っとこうかな(笑)」
全国を制した監督も警戒する選手。冬の選手権の予選ではどんな戦いになるか注目です。
「今年も青森に全国優勝を」青森山田高サッカー部などに強化指定証 国スポに向けて活躍期待