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弘前城雪燈籠まつりが開幕 雪不足で一部内容変更も

2024.02.09(金) 18:45

雪不足により、各地で冬のイベントが中止になる中、「弘前城雪燈籠まつり」が、開幕しました。

【園児】
「はいどうぞ」

関係者と地元の保育園児がテープカットをして、開幕した「弘前城雪燈籠まつり」。大雪像は、気温の上昇や雨の影響を受けましたが、自衛隊員が高さ10.5メートルの「函館ハリストス正教会」を完成させました。

雪不足のため大型滑り台は、高さ5メートルから4メートルに縮小しましたが、子どもたちが早速、そり遊びを楽しんでいました。当初予定していた中型の滑り台は、制作を取りやめました。

園内は、雪が無い所が目立ちますが、市民グループ46団体が作った132基の雪燈籠が立ち並んでいます。雪不足の中、市民の力を結集させ、完成させました。

「津軽錦絵大回廊」では、弘前ねぷたまつりに出陣したねぷたの鏡絵や見送り絵などを楽しむことができます。

【弘前市 桜田市長】
「雪が少ない中での雪燈籠まつりで(冬のイベントを)開催できなかった地域もあるかもしれないんですが、弘前はこうして大雪像も無事出来ましたし、大型滑り台もあります」
「多くの皆様に、日中も夜も楽しんでいただきたいと思っています」

夕方以降は、大雪像をスクリーンに弘前の四季やまつりをテーマに映し出すプロジェクションマッピングとキャンドルで、明りのあふれる空間を創り出す「弘前雪明かり」が行われます。

祭りの大きなシンボルである大雪像。今回の大雪像作りに誰よりも長く関わっている隊員がいます。三上竜典さんです。三上さんが担当したのは…。

設計図の作成です。

隊員たちが作業を進めるうえで確認するもので、まさに大雪像作りの完成を左右する絶対に欠かせないもの。

【三上竜典さん】
(Q.設計は何回目?)「設計は3回目」

【三上伸一隊長】
「何月から(設計)やってるんだっけ?」

【三上竜典さん】
「11月からやってます」

【三上伸一隊長】
「11月からもう2月9日に向けて、図面の方については12月の頭に完成だよね」
「彼がしっかり図面作成して、細かいところまでちゃんとしっかり設計してもらっているので、削り出しの方については図面を用いながら、隊員の方についてはわかりやすく削り出しというところを着眼にやっていますので」

【三上竜典さん】
「窓のところとか丸の輪郭出すところ、あまり過去のやつを見てもやっていないと思うので、難しいところかなと思います」

そして8日。暖冬や少雪を乗り越え、三上さんが設計した「函館ハリストス正教会」が無事完成しました。

ポイントに挙げていた屋根の上の丸い部分も…。

滑らかな曲線に仕上がっています。

【三上竜典さん】
「何回か描き直したりとかはしたので、約2カ月間図面も描きましたので」
「自分の描いた図面が形になって良かったと思います」
「全体的に見てもらえればいいです」
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