イトーヨーカ堂によりますと、青森県内に展開する4店舗のうち、青森店を8月ごろに、弘前店を10月ごろにOICグループへ事業承継するとしました。
関係者によりますと、弘前店のテナントには、8日までに文書で連絡があったということです。
青森県内では、ELMに入るイトーヨーカドー五所川原店が3月末に、八戸沼館店が8月ごろの閉店を検討していて、これで県内の4店舗すべてが年内に撤退することになります。
弘前駅前に1976年にオープンし、多くの人が利用してきた店舗の撤退について、弘前商工会議所の今井会頭は。
【弘前商工会議所 今井高志会頭】
「駅前のですね、中心的な核となるお店なものですから、それがあることでマンションも結構建ってましたしね、本当に撤退するとなれば、本当にもう、まずは残念」
青森店は、2000年10月に青森市浜田地区にオープンし、市街地活性化の中核を担い、街の賑わいを生み出す中核店舗でした。閉店について市民からは驚きと戸惑いの声があがりました。
【青森市民】
「すごいショックです。近所なので毎日来てたから、本当にどうなるのかなって思って」
「困ります。本当に」
【青森市民】
「わりと学生とか集まっててご飯食べたりとかするし、たまにご飯食べに来るし、いい場所だったんだけど、なくなるのは寂しい」
青森市の西市長も-。
【青森市 西市長】
「新たな街として(浜田地区が)にぎわっていた場所ですので、そこの核である施設が閉店ということで非常に驚いています」
また、青森商工会議所の倉橋会頭は。
【青森商工会議所 倉橋純造会頭】
「従業員の方々がそのまま継続雇用できるようなシステムを組んでらっしゃるということで、そこのところについては、ちょっと一安心している」
事業承継をするOICグループは、首都圏を中心に食品スーパーロピアなどを展開していてます。
一方、五所川原街づくりによりますと、エルムのイトーヨーカドー五所川原店のスペースには、2024年夏にロピアが出店するということです。
【利用客】
「何入るのかなとは思っていて、激安スーパーとかだったら、うち子ども4人いたりするのですごく助かるかなと思います」
【利用客】
「楽しみというかワクワク感もありますけれども」「ぜひまた来たいと思います」