震度５弱を観測した青森県八戸市の地震発生直後の映像です。２日午前４時２４分ごろ、岩手県沿岸北部を震源とする地震がありました。
県内では、八戸市、三沢市、五戸町、野辺地町で震度５弱の揺れを観測しました。また十和田市など、県内の広い地域で震度４の揺れを観測しました。
消防によりますと、八戸市では、７０代の女性がベッドから落ちて手にけがをしたと通報があり、病院に運ばれましたが命に別状はないということです。
また十和田市では、８０代の女性がベッドから落ち頭をぶつけて軽いけがをし、病院に搬送されています。
交通への影響です。地震の影響でＪＲは、八戸線と大湊線で始発から運休しました。
【八戸駅の利用客】
「けさホテルの８階に泊まっていたので、だいぶ横揺れというかありました。それで目が覚めたという感じですね、揺れで」
「結構（揺れが）大きかったので、東日本大震災を経験しているもので、あの時を思い出しまして、いつまで揺れるのかという感じでした」
【八戸駅の利用客】
「地震が最近続いているじゃないですか。だからまた大きな地震が来ないか心配はしていますね」
八戸線はすでに運転を再開していて、大湊線も午後４時に野辺地駅を出発する列車から運転再開の見込みです。
また八戸市では、地震の影響で地下に設置された水道管から水が漏れ出しました。現場周辺では、歩道の通行が規制され八戸圏域水道企業団が復旧に当たっています。
気象庁によりますと、この地震による津波の心配はありませんが、揺れの強かった地域では、落石やがけ崩れなどが起こりやすくなっているとして、今後１週間ほどは最大震度５弱程度の地震に注意するよう呼び掛けています。
