22日に、東北電力の樋口康二郎社長が県庁を訪れ、宮下知事に完了時期の延期について説明しました。現時点では安全対策工事に関するスケジュールを示すことは困難だとして、新たな完了時期は示しませんでした。
東北電力では、原発設備の審査の準備に1年半を要すると見込んでいて、審査の準備が整い工程の見通しが立った段階で改めて示すということです。
これに対し宮下知事は、新たな完了時期を示さないことは地域住民に不安を与えかねないと述べました。
【宮下知事】
「1年半という期間設定がありましたが、1年半を待つということではなく、1年半以内のできるだけ速やかに、事業の開始の見通しを示していただきたいと考えています」
【東北電力 樋口康二郎社長】
「県民の方々に不安を与えないような、しっかりとした期間の示し方、そして報告の仕方」
「こういうものについて私どもとしてしっかりと取り組んでまいりたいと考えております」
また、22日には、青森県議会議長と東通村にも延期を報告しました。東通原発1号機の工期の延期は今回が6回目です。