【赤平春菜記者】
「午前9時半ごろの青森市です。1時間ほど前まで晴れていましたが、現在は吹雪でかなり視界が悪いです」
青森地方気象台によりますと、午後4時までに観測した最大瞬間風速は、八戸で28.5メートル、深浦で24.4メートルなどとなっています。
被害も確認されています。つがる市では…。
【大熊記者】
「強風の影響で中学校のグラウンドの防球ネットにも、このように大きな大きなトタン屋根が覆いかぶさっています」
木造中学校では正午前、グラウンドに設置していた防球ネットに、飛ばされたトタン屋根がぶつかっているのが確認されました。
さらには、体育館の窓ガラス5枚が割れる被害も。当時、生徒数人がいましたが、けがはありませんでした。
これらの被害を受け、木造中学校は、生徒の安全を確保するため、25日まで臨時休校としています。
一方、中学校近くの住宅では、屋根が風で吹き飛ばされ、修理に追われていました。
【女性】
「自分の家の屋根は、雪が降れば駄目だから、ブルーシートをかけてもらうようにして」「まさか風で屋根飛ぶ。もっと風強い時があっても飛んだことがなかった」
冬型の気圧配置は、25日にかけて続く見込みで、大雪となる所があるほか、津軽の外海では大しけとなりそうです。
25日午後6時までに予想される24時間降雪量は、いずれも多い所で、津軽と三八上北の山沿いで50センチ、平地で30センチ、下北の山沿いで40センチ、平地で20センチとなっています。
また、25日に予想される最大風速は、海上で18メートル、陸上で10メートルから13メートルとなっています。
気象台は、25日の明け方にかけて、高波による船舶や沿岸施設への被害に警戒を、25日にかけて吹雪や大雪による交通障害、屋根からの落雪などに注意を呼び掛けています。