8月は、ねぶた師さんの取材がたくさんありました。
今年は、新型コロナの影響で、ねぶた師さんの置かれる状況も様々。
無事に制作できたねぶたは、台上げ作業へ。
こちらは、立田龍宝さん制作の青年会議所の台上げの様子です。
立田さんは、2台制作予定が、1台となりました。
途中まで制作していたもう1台のねぶたは、来年に持ち越すことなりました。
代替事業の決定を受けて、制作を再開し、急ピッチで完成させたねぶた師・北村蓮明さんは、
代替事業2日前に、雨の中台上げ作業をしました。
そんな蓮明さんは、息子でありねぶた師の春一さんと、父子で初めての個展も開きました。
お二人で制作された連獅子は圧巻でした。
こちらの写真は、家宝にします。
春一さんは、制作予定だった2台のねぶたを来年に持ち越すことに。
手塚茂樹さんも、制作途中の骨組みのパーツを搬出し、来年に思いをつなぎます。
様々な思いを聞いた後の代替事業は、心に奥深くにグッと来るものがありました。
代替事業は、先週金曜日に無事に終わりました。
賛否両論はあると思います。
それでもやはり、夜空に灯ったねぶたは、美しかった。素晴らしかった。
笛や太鼓・手振り鉦の音色を響かせる囃子方。
扇子持ちの人が先導し、曳き手の皆さんがねぶたを動かす勇ましい姿。
ねぶたをじーっと見つめるねぶた師さんの眼差し。
この素晴らしい光景を、この目に、しっかりと焼き付けました。
青森市にねぶた祭は欠かせません。
伝統文化を守るため、これからも伝えていきたいと思います。
来年こそは、全団体がそろって、沿道を練り歩くことができますように。
そんな思いを込め、スーパーJチャンネルABAでは、昨日から3夜連続で、
代替事業に出陣した大型ねぶた10台を紹介しています。
あすが最終回となります。
放送した映像は、後日、ABAの公式YouTubeチャンネルにも掲載予定です。
ぜひご覧頂けたらと思います。