明治安田生命J2リーグです。青森山田高校の前監督で今シーズンからFC町田ゼルビアを指揮している黒田剛監督が、就任1年目でJ1昇格に導きました。
【町田ゼルビア 黒田剛監督】
「きょう1日だけの問題ではなく、この町田というクラブが立ち上がってから、何度も挑戦し跳ね返されてきたJ1という大きな壁ですので」
勝てば無条件でJ1昇格が決まる試合。町田はアウェーでロアッソ熊本と対戦しました。
町田は前半終了間際。相手のクリアを拾うと、青森山田高校出身の藤原優大のワンタッチパスから、こちらも青森山田高校出身、宇野禅斗がミドルシュート。青森山田コンビの活躍で先制に成功します。
町田は、後半に入っても攻撃の手を緩めません。2点を追加し3点リードのままアディショナルタイムへ。
「ピー!」
この勝利で町田の昇格圏内2位以内が確定し、クラブ史上初のJ1昇格。高校サッカーからJリーグの舞台への挑戦。黒田監督が就任1年目でクラブの歴史を塗り替えました。
【町田ゼルビア 黒田監督】
「町田の歴史を変えるというところに本当に気持ちを込めて戦ってくれたなって、その感謝の思いでいっぱいですね」
「毎晩寝られないような日々も続きましたけど、そういった28年の年月があったからこそ、今年1年のチャレンジができたと思いますし、青森山田の学園の方々も含めて感謝したいと思います」
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