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東北地方整備局が事故調査委を設置 八戸港で作業員が海中転落 1人死亡6人けが

2024.02.29(木) 18:45

28日夕方、八戸港の防波堤で作業をしていた40歳の男性が、高波によって海に転落し、亡くなりました。そのほかにも、6人がけがをしました。

亡くなったのは、愛媛在住で第58青木丸の作業員、三好力さん(40)です。

八戸海上保安部によりますと、三好さんは、28日午後5時ごろ、八戸港の八太郎北防波堤の上で作業をしていたところ、高波に足をとられ海に転落しました。

他の作業員に引き揚げられ、八戸市内の病院に運ばれましたが、およそ2時間半後に死亡が確認されました。

第58青木丸は、高波で流された配管を防波堤に固定する作業をしていて、三好さんのほかに、防波堤にいた1人と船上にいた5人の作業員もけがをしましたが、命に別状はないということです。

工事を発注していた国土交通省東北地方整備局によりますと、作業に当たっていた人は、全員ライフジャケットを着用していたということですが、事故当時、八戸市には「波浪警報」が出ていて、仙台管区気象台によりますと6メートルほどのうねりを伴う波が観測されていたということです。

八戸海上保安部が事故の原因などを調べているほか、東北地方整備局も29日付で事故調査委員会を設置しています。
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