八戸港沖では、2021年8月、座礁したパナマ船籍の貨物船の船体が2つに折れ、現場海域に残された船尾の撤去が課題となっていました。
2月には、船尾のうち、最も難しいとされていた機関室部分を海から引き揚げ、台船に積む作業を終えていました。
そして3月4日、出港の準備が行われ、台船が港の外に出された後、海難救助船にえい航されながら広島県に向けて八戸港を出発しました。
船主側の代理人によりますと、今後は、海域に残された船尾の居住区部分の撤去を行うとしていますが、天候などによって作業の遅れも生じていることから、3月末としてきたすべての撤去作業を完了する時期については、改めて検討されることになるかもしれないとしています。