これからの時期活躍するのが、ラッセル車。12月6日には、弘南鉄道弘南線で試運転が行われました。
弘南線で使われているラッセル車「キ104」は、1929年に北海道で製造され、2024年で95歳。
さらに、ラッセル車を後ろから押す電気機関車「ED333」は、1923年にアメリカで造られ、2024年で101歳。
ベテランコンビが2024年も冬の安全を守ります。
黒石駅では、試運転に先駆けて弘南鉄道の社員15人がレールとレールの間の雪をかき出す「フランジャー」や車両の側面にある「ウイング」が開くかなど、ラッセル車の動作を確認しました。
【弘南鉄道 中田正志業務部長】
「津軽においては、ラッセル車がなければ冬を乗り越えられない部分もあるので、大事にしていきたいと思っています」
「冬季の旅客の輸送を安全に万全を期したいと思っています」
弘南線のラッセル車は、積雪50センチを目安として運行されます。雪が少なかった2024年度は4回の出動でしたが、平年並みだった2022年度は22回、大雪だった2021年度は44回出動しています。
6日の試運転は午前と午後の2回行われ、関係者が津軽の厳しい冬に備えていました。