
甲子園球場で午前9時に始まった開会式では、前年の覇者・群馬県の健大高崎を先頭に、32校が順番に入場しました。2年連続4回目の出場となる青森山田は4番目の登場。力強く甲子園の土を踏みしめました。
前年のセンバツでは青森山田の橋場前キャプテンが務めた選手宣誓。2025年は「ある問いかけ」が注目を集めました。
【市立和歌山 川邉謙信主将】
「ここで改めて問います、皆さん高校野球は好きですか? 私たちは高校野球が大好きです」
青森山田の初戦は、19日の第3試合、秋の九州大会を制した沖縄尚学と対戦します。
その開会式が終わってからわずか1時間半後、選手たちの姿は練習場に。19日の第3試合を想定し、正午から練習に臨みました。
【福代隼士アナウンサー】
「きょう重点的に行っているのは1対1での実践形式の練習です。一球一球声を掛け合いながら中継プレーを確認しています」
【青森山田 菊池伊眞主将】
「チャンス1本で帰ってこられるかが鍵を握ると思うので、いま一度走塁を確認しました」
この日はシートバッティングで走攻守全てを確認しました。前年秋の公式戦のチーム打率は3割7部5厘、センバツ出場校32校中3位の青森山田。その強力打線の好調ぶりが見られました。新チームから4番を任されている蝦名翔人選手や、打率4割を超える佐藤洸史郎選手が快音を響かせていました。
また、このチームの強みは経験値。20人中9人が既に甲子園を経験。経験値のある選手たちが初めての選手たちに甲子園の雰囲気を積極的に共有します。
【青森山田 菊池伊眞主将】
「立ち上がりというのが全てかかっていると思うので、1回表から100%でいけるように準備したいです」