収穫の秋を迎え、県内では例年より早く稲刈りが進んでいます。
スーパーの店頭には早くも2025年の新米が並びましたが、価格は2024年産に比べて高く、高止まりしています。
こうした状況を踏まえ、16日の県議会農林水産委員会では農協が生産者に支払う概算金の額について質疑が交わされました。
県農林水産部の成田澄人部長は、集荷業者間の競争が激化していることなどから、当初の概算金に上乗せされたものと認識しているとして次のように述べました。
【県農林水産部 成田澄人部長】
「全国のコメの需給動向を把握している国には、生産者・消費者の双方にとって納得できる価格となるようかじ取りをお願いしたいと考えています」
2025年産のコメを巡っては県米穀集荷協同組合も「はれわたり」と「まっしぐら」の概算金に出荷加算金を上乗せして3万円に引き上げ、新米の店頭価格は5キロ入りが4千円から5千円前後になるとみられています。