青い森鉄道は、県が線路や駅舎を保有し、事業者の青い森鉄道が車両を運行する上下分離方式を採用しています。
鉄道施設を保有する県にとっては、安定した輸送サービスを維持していくうえで施設の老朽化対策が課題となっています。
公共交通の在り方を話し合う協議会が青森市で開かれ、県の地域公共交通計画に青い森鉄道の事業再構築実施計画を追加することを決めました。
今後作成する計画が認定された場合、県が国から受ける補助金の補助率が現在の3分の1から2分の1に引き上げられます。
【青森県鉄道対策課 菊池礼仁課長】
「JRの在来線を含め、ローカル鉄道の維持というのは非常に厳しい状況が続いています。一方で、県民の暮らしを守る広域移動を確保するためには、やはりその機能を維持していくことは非常に大事なものだと県として考えています」
計画期間は、2025年度からの10年間で、県は11月中に計画を作成し、国土交通省に認定申請する予定です。