陸奥湾ホタテを巡っては、これまで1月から3月にかけて水揚げされた成貝をEUに輸出していましたが、2024年度からは4月から6月にかけて水揚げされた主力の半成貝もEUへ輸出することが可能となりました。
18日には、半成貝を原料とするベビーボイルホタテを輸出している八戸缶詰の野田一夫社長たちが青森県庁を訪れ、宮下知事にスペインでの販促活動について報告しました。
こうした活動が実を結び、八戸缶詰では2024年度、EUに向けおよそ2トンの加工品を輸出できたということです。
【八戸缶詰 野田一夫社長】
「青森県のとってもおいしいものを、どうやったら誰に食べさせることができるのかと同時に、青森県の良いところを味わってほしいという売り方にして、皆でそれを認識できればいいと思っています」
ジェトロ青森によりますと、ヨーロッパへの県産ホタテの輸出量は、2022年は42トンでしたが2023年はゼロでした。
青森県が11月に発表した陸奥湾ホタテの総合戦略では、輸出拡大に向け海外でのPR活動や市場調査を展開するとしています。