東通原発1号機は、原子力規制委員会の審査が長期化していて、2024年4月には東北電力が安全対策工事の完了時期を先送りしました。
これまでに地震や津波に関する審査が終了し、今は火山の影響に関する審査が行われています。
東北電力は、今後の工期が見通せた段階で新たな完了時期を示すことにしています。
【東北電力青森支店 下屋敷聡支店長】
「来年の9月までかかるかと見ていますが、できるだけ早期に仕上げてなるべく早くできるように努力してまいりたいと考えています」
その一方で、東北電力は4日にも、安全確認のため中間停止させた女川原発2号機の原子炉を再び起動させる予定です。
26日ごろに営業運転を開始する見通しで、東北電力は女川2号機の再稼働を受けて、2025年の2月分と3月分の電気料金を期間限定で割り引くことにしています。
※東北電力は4日に予定していた原子炉の再起動を延期し、5日午前6時に原子炉を再起動させました。