八戸市の下長地区などでは1月31日から2月3日にかけて、合わせて10件クマの目撃情報が寄せられました。
これを受けて設置された八戸市クマ対策連絡会議の初会合には、熊谷市長や職員など20人が参加しました。
これまで、小中学校の登下校時に保護者同伴とする措置をしたことや、人的・物的被害が確認されていないこと、また、箱わなを2基設置したことなど、対応状況が情報共有されました。
熊谷市長は職員たちに対し「前例のない冬の期間における市街地へのクマ出没で、市民に不安が広がっている」として、広報活動やパトロール体制の強化を図るなどして市民の安全を確保するよう指示しました。
【八戸市農林水産部 松田大平部長】
「今回のクマの動きを見ていますと、同一の個体とは限らないのですけれども、やはり非常に広い範囲で動いているというのは分かっていますので、まだ今しばらくはちょっと注意をしていただきたい」