「大切に育てられた米を盗んだ疑いで、男が青森地方検察庁に送られます」
起訴状などによりますと、青森市新城の会社員、大矢一樹被告(37)は3月、青森市内の精米所に侵入し、玄米2袋、およそ2万2000円相当を盗んだ罪に問われています。
13日に行われた初公判で大矢被告は起訴内容を認めました。
検察側は冒頭陳述で「大矢被告はコメの高騰で玄米を盗むようになった」「最初は子ども7人を含む同居する10人で食べるために盗んでいたが、その後は転売目的で窃盗をし、インターネット上でコメを売却した」などと窃盗の経緯や動機などを明らかにしました。
この事件は、被害者が袋の中に位置情報を確認できるスマートタグを仕込んだことで大矢被告の特定に至りました。
次の裁判は6月4日に開かれる予定です。