初日の19日は、坂本雄大所長が作業員6人に任用通知書を手渡し、慎重で安全な作業を呼び掛けました。
その後、作業員たちは発掘面のブルーシートを剥がし、保護のために敷いていた深さ10センチから20センチの砂を取り除く作業をスタートさせました。
2024年度の調査場所からは17基の墓の跡が見つかり、2025年度も同じ場所を中心に、墓の分布や時期、集落の広がりなどを調査します。
【発掘作業員歴33年 渡邊ひとみさん】
「きれいに洗って口縁(土器の縁の部分)や模様が付いていたりするのを初めて見て“良いやつ”だって分かる」「また新しい発見や良いものが出てくるんじゃないかという期待があって、今年もワクワクしながらやっています」
発掘調査は10月末まで続きます。7月から9月上旬ごろまでは、職員による説明付きで調査を見学することもできます。