県教育委員会を訪ねたのは開発途上国15カ国の教員養成機関や教育省などの職員15人です。一行は弘前大学が受託しているJICA(ジャイカ)=国際協力機構の課題別研修の一環で、8月21日から弘前市を中心に日本の学校教育を学んでいます。
【県教委教職員課 石川慎さん】
「日本では小学校の先生になりたければ、小学校の(教員)免許が必要。これは皆さんの国も同じですか?」「ノー?リアリー?」
【ナイジェリアからマンガボーイさん】
「小学校から大学までカバーする一つの免許しかありません」
9日は県立学校の現状や教育委員会制度、教員採用試験などについて説明を受け、質問をしながら理解を深めていました。
【エチオピアからタデッセさん】
「文化や知識を教育に取り込んでいるところが大きな学びとなりました。自国に持ち帰って改善したいです」
【ジャマイカからタニーシャさん】
「ジャマイカでの教育システムを強化すべく、マネジメントチームで話し合い実行したい」
研修は17日までで、それぞれの国の教育制度や教員研修に役立てます。