【会場アナウンス】
「地元有志の「浅虫の火は消したくない」という強い思いから、きょうまで急ピッチで準備を重ね開催する運びとなりました」
次々と人が降り立つきのうの浅虫温泉駅前。出店も立ち並び、例年通りのにぎわいを見せていました。
青森ねぶた祭の前夜祭的な位置付けで親しまれてきた浅虫温泉花火大会ですが、2025年6月にこれまでの実行委員会が資金難などから中止を発表。その後、地元有志の団体「浅虫まちおこし応援団がっちゃんこ」が祭りの存続に向けクラウドファンディングで目標額500万円を達成し、15日に「第75回復活浅虫温泉花火大会」が実現しました。
【会場アナウンス】
「5、4、3、2、1、スタート!」
午後7時、打ち上げが始まると、2024年と同じ規模のおよそ3000発の花火が空高くあがり、夏の終わりを告げるかのように夜空を彩りました。観客たちは大きな歓声をあげその美しさに酔いしれていました。
【地元の人】
(Q.お気に入りの花火は)「カラフルな花火」
「毎年来ているので再開されてうれしいです」
さらに、井上代表の強い思いもあり、地元の少年野球チームなど多くの子どもたちが招待されました。
【市内の少年野球チーム父母の会会長】
「子どもたちの笑顔って大人たちもすごくうれしくなりますので、これからも子どもたちの笑顔を続けてほしいなと思います」
【市内の少年野球チーム監督】
「青森の夏はまだ終わっていないなという感じで思いました」「9月になってもまだ暑いので、この季節にやるのも良いかなと思いますね」
こうして幕を閉じた浅虫温泉花火大会。2026年以降の存続に向けて有志団体の井上代表は、地域の協力が不可欠だと言います。
【浅虫まちおこし応援団がっちゃんこ 井上丹代表】
「よかった、やってよかったと思いましたね」「浅虫で今後もやるからには、浅虫に関わるいろんな人、組織、団体がみんなで一緒になってやっていかないと継続は難しいんだなと感じた」「今後も地域一帯となって花火をできるように頑張りたいと思います」