「B案なのかな」
【森委員】
「B案にせざるを得ない」
【有識者会議 篠原博座長】
「B案が1番良い」
議論されているのは新しく整備される建物の大きさについてです。
【藤原祐輝アナウンサー】
「この丸い建物が県営スケート場、細長い円柱を縦に切って倒したような建物がサンドームです」
統合新病院の整備により青い森セントラルパークへの移設が決まっている盛運輸サンドーム。新しい施設は規模を拡大するのか?それとも、現状維持か?
【藤原祐輝アナウンサー】
「前回の会議からおよそ2カ月。きょうの議論で規模や機能についてはどこまで絞りこまれるのでしょうか」
きょう開かれた3回目の有識者会議。これまでに利用者などから寄せらた500件以上の意見を踏まえた上で、新しい屋内グラウンドに必要な施設や規模・機能について議論しました。意見として目立ったのは「規模拡大」を望む声でした。
雪国・青森で冬の間も土の感触を確かめながらスポーツを楽しめるようにと、1991年に竣工したサンドーム。
主要練習場の面積は5845平方メートルで、野球やサッカーの試合を行うことができません。県内の他のドーム施設と比較しても狭いことから、利用者からは規模拡大を求める声が多数寄せられていました。
今回、規模に関して市から示された案は3つ。現状維持のA案、1.5倍に拡大のB案、2倍に拡大のC案です。
これらについて有識者の選択は・・・
【斎藤惠子委員】
「コスト面であったり様々な制約がある中で、考えるのであれば私はB案かなと思っております」
【高杉勝彦委員】
「正式な外野のラインが入るグラウンドの大きさがとれるのであれば、B案ぐらいが妥協のラインなのかな」
委員の大半が選んだのが1.5倍のB案。グラウンドの面積はおよそ8500平方メートルで、これまではできなかったサッカーや軟式野球の試合ができる規模となっています。
有識者会議ではB案を軸とした上であと2回議論を行い、整備方針案を市に提出する予定です。
【有識者会議 篠原博座長】
「(市民からも)今よりも少し大きめという意見が多かったと思うので、その辺が反映された」「多くの方が使用できて、満足してそして健康に向かうことができる施設であるように作っていけたらなと思います」
【藤原祐輝アナウンサー】
「現在は土が敷かれているこのグラウンドも有識者会議では人口芝に変更する方針で話が進みそうです、ただ最終的にはこういった意見を元に年度内に市が整備方針を決定します」