「午前10時すぎの八戸市です、日常を取り戻しているように見える一方で、ビルの方に目をやりますと上の辺りの外壁がはがれているのがわかります、地震の爪痕がいまもなお色濃く残っています。きょうの藤原が行くのコーナーでは地震発生から1週間がたった現地の今を取材します」
市内を歩けば被害を受けた部分を修理している業者の姿や破損したところへの注意換気が目立ちました。
【藤原祐輝アナウンサー】
「こちらの歩道には頭上注意と書いてあるコーンが置いてあります、よく見ると当たり一帯、ガラスの破片が散乱しています、横断歩道を渡りまして、建物の上を見るとあのあたりガラスが大きく割れています」
【地震発生時の防犯カメラの映像】
8日深夜の地震で最大震度6強を観測した八戸市。こちらは八戸市長横町にある「ポストコアビル」に設置された防犯カメラの映像です。地震により2階や3階の窓ガラスが割れ、大きな被害が出た建物として発災直後は複数のメディアで現場の様子が報じられていました。
1週間がたった今、(ポストコアビルに)行ってみると・・・
割れた窓ガラスは取り外されシートや板で補修されていました。しかし、現在も水道とガスが止まったままとなっています。
ビルの1階にある「フラワーショップFleur」では…
【藤原祐輝アナウンサー】
「こちらの花屋では窓ガラスが割れる被害が出ていますが、現在は営業しています、一方でこの店、向かい側にも部屋があるんですがこちらは大きな影響が出ています、奥の方に入っていきますと水漏れが発生しこのあたり一帯水浸しになったそうです」
こちらは地震発生のおよそ3時間後に撮影された映像です。天井から雨のように水が漏れていて、傘を差しながらブルーシートをかける作業を行ったといいます。
【Fleurの店長】
「このあたりは川のようでした」「当時はとにかく水漏れがひどく一刻も早く商品を隣の部屋に撤去する作業とガラスの割れもひどかったので一刻も早くガラスの片付けもそれで頭がいっぱいでした」
こちらのでは地震発生の2日後から営業を再開。花屋にとって欠かせない水が無い状態ですが、自宅から運んだり近所の人から援助を受けたりしています。
【Fleurの店長】
「ガス・水道が無いながらもみんな一生懸命営業しているので一刻も早くガスと水道が復旧してまたもとの生活に戻ればいいなと思います」
ビルの築年数は50年、管理人はあっという間の一週間だったと振り返ります。
【ビルの管理人】
(Q.改めて地震から一週間が経ちましたけれどもいかがですか)「このやろうという感じですね、腹が立ってどこにもぶつけられないから」「きのうのきょうみたいだ、この状態だからまだ」「年内には水を出してもらってね、水が出れば営業できるので」















