県病院局によりますと2016年に入院し水頭症と診断された患者が去年2月に再び入院し、複数の疾病により呼吸機能が悪化しました。そして、4カ月後の去年6月に亡くなりました。
県立中央病院で詳しく調べた結果、2016年の診断で脳の病気の1つキアリ奇形と脊髄空洞症であることが見落とされていなければ生存していた可能性が相当程度あったということです。
このため県は遺族に対し損害賠償として800万円を支払うことを決めました。
今回の事案を受けて県立中央病院は、診断時の病変の見落としを防止するための対策を講じるなど一層の安全意識の向上に努めるとしています。















