こちらは今年1月の青森市の様子。豪雪となった昨シーズンはおよそ1万9千件の雪に関する相談が市に寄せられました。
そこで除排雪業務の効率化に向けた実証実験を行うため、青森市と東青除排雪協会、DXに強みを持つIT企業、デザイニウムの3者が協定を結びました。
実証実験は来年1月ごろ開始予定で、GPSを活用した除排雪車両管理システムを試験導入します。
リアルタイムでの状況把握による業務の効率化や、除排雪業者がこれまでアナログで行っていた、作業日報などの事務処理作業の負担軽減が見込まれるシステムです。
青森市が除排雪に使う重機は2000台以上。システムの導入費が課題となっていましたが、今回は手持ちの端末にダウンロードすれば使用できるデザイニウムのアプリケーションを活用することで、実証実験が実現しました。
【デザイニウム 前田諭志さん】
「行政がそれを用意しなくても業界でお持ちの端末、オペレーターの方がお持ちの端末そういったものを利用することで、導入の費用を大きく抑えることができると思っています」
除排雪業者が所有する端末を業務利用する「BYOD方式」により市と業者が協力し合う共助型の仕組みでの実証実験となります。
【東青除排雪協会 大坂憲一会長】
「(市の道路は)狭いところが多くて、また距離も1600キロぐらいありますので、青森市から広島県の尾道、市、これを一晩でやるというのはですね」「先ほど2000台って言っていましたけど、それぐらいの人をかけても、大変という」
【青森市 西市長】
「今どこにどういう状態で除雪が行われているのかが市民の皆様にわかりやすく伝えることが重要だと思いまして、今回はその第一歩だと思っています」
















