中東情勢の影響が各方面に出ていますよね。
そうですよね、農業資材を扱う会社ではナフサ不足の影響であらゆるものの値段が上がり現状はかなり深刻でした。
平川市にある末吉商店の工藤隆之営業部長です。
【末吉商店 工藤隆之部長】
(Q.こちらではどういったものに影響が出ていますか?)「ビニール関係とかそういうものがどんどん値上がりしていまして、値上げが毎日のように来るんですよ、そこにすごく悩んでいます」
肥料や鉢植えなど園芸や農業用資材を幅広く取り扱う末吉商店。品ぞろえは東北トップクラスです。
ナフサ不足の影響は想像以上でした。
【末吉商店 工藤隆之部長】
「こういう巻くもの、ラップ、ビニール関係、これが一番の影響、農薬のボトルとか、影響を受けています」
(Q.値段も?)「上がっています、昨年に比べて20パーセント前後上がっているので大変です」
生産者に直結する物としては…
【末吉商店 工藤隆之部長】
「畝にかけるマルチといって、これがないと作物が育てられないんですけれど、作物の保温とか雑草予防に使う商品なんですけれども、今、発注しても思うように商品が入ってこなくて」
マルチと呼ばれるシートはナフサ不足の影響で、来月から4割ほど値上がりする見込みです。
7月ごろには現在より7割程度値上がりすると予想されています。
メーカーからの入荷も滞っていて、末吉商店の在庫も去年の同じ時期と比べ3~4割しかなく、商品の確保に追われています。
【末吉商店 工藤隆之部長】
「やめてしまった農家もある、そこで農ポリとかマルチが使っていないようであれば、それはうちで買い上げて、それを今使っている農家に分けるスタイルで考えている」
影響は植物の成長に欠かせない肥料にも…
【末吉商店 工藤隆之部長】
「ここの中を見ると、全部りん・りん・りんと書いている、このりんの部分」「りん成分はお花を咲かせる効果があります」
中東情勢の影響で中国に頼っていた肥料のもととなる「りん安」という成分の輸入がストップ。
通常は発注から2週間程度でメーカーから届くそうですが、先月下旬に発注した分の入荷は1カ月以上先になると見込まれていて、欠品の恐れがあるといいます。
末吉商店では生産者に対し、代替商品の提案や、関連会社で製造している微生物の力で畑の土づくりを促す液体資材の紹介などを行い、肥料不足への対応を検討しています。
今の時期に需要が高まる園芸用の鉢植えもナフサ不足のあおりを受け、サイズによっては数年前の1.5倍の値段に…
【藤原祐輝アナウンサー】
「ナフサの影響は目に見える商品だけではありません、こちらPPバンドというものなんですけれども、商品をこのように束ねる際に使います、こちらも現在入荷が未定となっているそうです」
【末吉商店 工藤隆之部長】
「1万アイテムぐらいあるんですけれど、ほとんどのものが値上げ値上げで」「ナフサの影響はすごいなと思います」
原油から精製されるナフサ。プラスチックや包装材、塗料や合成繊維など様々なものの原料になります。
中東情勢を受け、原油の流れが滞っていることから「ナフサ」の供給に不安が強まっています。
そんな中…
【高市総理】
「ナフサ由来の化学製品の供給はこれまで『半年以上』とお伝えしてきたところですが、さらに延びて年を越えて継続できる見込みとなりました」
高市総理は先月の関係閣僚会議で、中東以外からの原油の輸入が従来の3倍まで増えることから、ナフサ由来の化学製品の供給を継続できると説明。
しかし、末吉商店には毎週のようにメーカーからの値上げ連絡が来ていて、先行きの見通せない状況が続いています。
【末吉商店 工藤隆之部長】
「これはどうなっていくんだろう、逆にナフサ大丈夫だよ、サハリン2から入ってきているとは言うものの実際変わってはいない」「厳しい状況は続きますね」
まさに、これから農作業シーズン本番を迎えると思いますが、影響は大きいですね。
そうなんですよね。こういった値上がりがあって、農業を縮小したりやめようかなという方もいるという話もありましたし、また、この辺りの値段が上がってくると、実ってきた野菜や果物の値段が上がってくるという、この先の懸念もあるんですよね。
本当に不安は尽きないようでした。
以上、藤原が行く、でした。















