失意の夏からプレミア制覇の青森山田 2冠達成へ必要なもの 全国高校サッカー選手権28日開幕 

失意の夏からプレミア制覇の青森山田 2冠達成へ必要なもの 全国高校サッカー選手権28日開幕 
失意の夏からプレミア制覇の青森山田 2冠達成へ必要なもの 全国高校サッカー選手権28日開幕 

失意の夏からプレミア制覇の青森山田 2冠達成へ必要なもの 全国高校サッカー選手権28日開幕 

失意の夏からプレミア制覇の青森山田 2冠達成へ必要なもの 全国高校サッカー選手権28日開幕 

失意の夏からプレミア制覇の青森山田 2冠達成へ必要なもの 全国高校サッカー選手権28日開幕 

まさに、劇的な勝利だった。

12月10日(日)、埼玉スタジアム2〇〇2で行われた高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグファイナル。EAST王者の青森山田高校は、WEST王者のサンフレッチェ広島F.Cユースと対戦。前半は両者譲らずスコアレスドローで折り返したが、青森山田は後半開始早々に失点してしまう。前半は相手のシュートを1本に抑えていたものの、後半は6本を打たれ、耐える展開が続いた。

それでも両チームともにゴールを割ることはできず、このまま試合終了と思われた後半45分。DF小沼蒼珠が放ったロングスローに相手GKが触り、オウンゴールの判定となって1-1の同点に。アディショナルタイムは4分。応援団のボルテージも一気に上がり、畳みかけるように選手たちを声で後押しした。

すると、前線に上がっていたDF小泉佳絃のパスを受けた途中出場のFW津島巧が、GKとの1対1を決めて逆転に成功。試合はそのまま2-1で終わり、青森山田が3度目のファイナル制覇を果たした。

「インターハイで負けてしまってから、プレミアと選手権の2冠という目標を立ててやってきた」と試合後に語った山本虎主将。失意の夏から這い上がり、プレミアリーグを制した青森山田。残るは12月28日に開幕する全国高校サッカー選手権だ。

「一つタイトルが獲れたことで、違った意味でリラックスして選手権に入れると思う。このチームは、一旦緩むと緩んでしまう傾向にあるので、高い集中力を壊しすぎないように、緩めないでこのまま大会に臨みたい」と正木昌宣監督。GK鈴木将永も、「チームの色として、調子に乗りやすいことを自分たちも理解している。自分たちでメンタルコントロールしていかないと、一番難しい選手権のタイトルは獲れないと思うので、一日一日を無駄にせず、ここからさらに成長して大会に向かいたい」と話す。

正木監督が求めるのは、チームの「一体感」。ピッチに立つ選手だけではなく、サッカー部員205人全員で一致団結し、日本一を獲りに行く。青森山田の初戦は、12月31日(日)12時5分から、飯塚高校(福岡県代表)との対戦。最強の応援団とともに、冬の頂点を目指す。

取材・文/小野なな(フリー)

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