会議には、今別町、外ケ浜町、蓬田村の町村長と、小谷知也副知事、そしてJR東日本盛岡支社の久保公人支社長らが出席し、これまで8回にわたる担当者会議で集約した、4つの方向性を確認しました。
当初から一貫して自動車交通への転換を求める外ケ浜町は―。
【外ケ浜町 山崎結子町長】
「外ケ浜の住民の皆さん、津軽線が復旧して乗りますかと言ったら、乗りますと言った方が、いろんな所で会議したのですけれど、一人も手を挙げてくれなかったのですね。それだったらじゃあバスに転換した方が良いのではないか」
一方、今別町は震災時に住民の孤立を防ぐために、JR津軽線の存続が必要だと主張しました。
【今別町 阿部義治町長】
「地域住民にとって悲しい部分もあるので、なんとかJR東日本の力で、5年でも10年でも残せるものは残していただきたい、というのが私の願いでもあります」
「4つの例をきょう見せましたよね。バスと鉄道と。それについてもっと皆さんと意見交換したいなと思っています」
今回の会議でも、進展は見られませんでした。