六ケ所再処理工場では2023年1月、施設の一部で照明がすべて消えたため、2時間ほどIAEAの査察カメラによる監視ができなくなりました。
この問題を巡り、原子力規制委員会の会合に出席した日本原燃の増田社長は、IAEAの活動を妨げたことを謝罪し、組織のトップとして関与が不足していたと述べました。
【日本原燃 増田尚宏社長】
「改めて(核物質の)保障措置の重要性について、私を含め全社員が認識し再びこのようなことを起こさぬよう、私が先頭に立って徹底して再発防止を図ってまいります」
これに対し委員からは、「世界に対して模範となるべき施設で、こういう事態が起きたことは非常に重大だ」などといった意見が出ました。