10日の会見では、五所川原立佞武多運営委員会の山崎淳一大会長が、2024年の概要を発表しました。
2024年は、5年ぶりに、一つのスタート地点から立佞武多が登場する吹き流し方式で運行します。
一斉スタート方式で行った2023年は、運行コースが短いことで、流れが滞ってしまったため、従来の運行方式に戻すということです。
新作の「閻魔(えんま)」を含む3台の大型立佞武多と、中型立佞武多など全14団体が参加します。
また、最終日の8日には、5年ぶりに、五所川原市出身の歌手、吉幾三さんが、閉会式で歌唱を披露し、その後、運行コースを練り歩く予定です。
大相撲春場所で、新入幕優勝を果たした尊富士関の化粧まわしにデザインされたことでも注目を集める立佞武多。
改めて祭りへの期待を聞くと―。
【五所川原市 佐々木孝昌市長】
「来る方は確実に増えるものと思っています。それは、やはり尊富士の効果だと」
【五所川原立佞武多運営委員会 山崎淳一大会長】
「ぜひ、祭りをきっかけにして、もう一回やる気を出して良い町づくりに皆で励んでいきたい」
2024年は、有料観覧席を前年の倍程度の550席に増やし、前年より2割多いおよそ30万人の人出を見込んでいます。